ホッピー大研究
  
戦後直後、昭和23年に産声を上げ、
以来50有余年東京下町を中心に親しまれ来たホッピー。
今でも独自の流通ルートにより東京近県にしか出回っていない元祖焼酎割飲料、
大衆酒の王様ホッピーの秘密大公開!!

 


●研究その 1. 『ホッピーとは、なんぞや?!』

麦芽とホップで作られた炭酸清涼飲料です。麦芽はドイツ産のニ条大麦アレキシス種を、
 ホップはドイツ ハラタウ産のアロマタイプ、ビタータイプを、酵母はドイツ ワイヘンシュテファン
 酵母銀行の酵母を使い、水は秩父山系の天然水仕込み「もろみ特許製法」の匠の技による
 発酵状態の管理、これが芳醇な味わいの秘密。
  その名の由来は、ホップで作ったビール風の飲み物ということで「ホッビー」としたが、
 語呂が悪く呼びにくいことから「ホッピー」となった。東京近郊にしか出回っていないことから、
 東京の地酒と言える。

●研究その 2 .『ホッピーのおいしい飲み方』

基本中の基本は三冷主義。
 
1.ホッピーを冷蔵庫に入れて冷やす。
 2.焼酎(25度の甲類が良い)を冷やす。
 3.ジュッキを冷やす。(水にぬれた状態のまま冷蔵庫で凍らせると最高)
  *ジョッキはホッピー専用のジョッキがお勧め(500cc)。専用ジョッキには星印が二つついていて、
   それが焼酎を入れる目安となる。上の星まで焼酎を入れると約110cc、下の星だと約70cc入る。
   よく冷やしたホッピー(330cc)をはじめは静かにゆっくりと、残り3分の1になったら少し上から
   勢い良く焼酎の入ったジョッキに注ぐ、間違ってもホピーを先に入れないこと。
   勢い良くホッピーを注ぐことにより、ホッピーと、焼酎が程よくブレンドされクリーミーな泡立ちが
   ホッピーのおいしさを引き立てる。氷を入れたり、箸でかき回したり、レモンを入れたりするのは
   邪道である。お好みの分量の焼酎で割ることにより、ハードにも、ライトにも飲めるのがホッピー
   の魅力。そして、ホッピーの達人の極意は「おいしいからと言って飲みすぎないこと」
   「明日の為にホッピーとジョッキを冷蔵庫に入れて寝る事」とか

●研究その 3. 『太り過ぎ、高尿酸値症(痛風)の人に朗報』

’98 6月9日号週間プレイボーイに「ホッピー健康法」として大々的に掲載された。
 
なぜ健康に良いかと言うと、まず低カロリーであること。ビールが100cc中45カロリーに対して、
 ホッピーはそれ自体11カロリー、焼酎を加えてもビールの60%から70%しかない。
 また、尿酸値を高め、痛風の原因ともなるプリン体も、ホッピーに焼酎を加えた状態を
 (アルコール分5%)日本食品センターに調べてもらった結果、まったく含まれていないことが
 わかった。その上、ホッピーに含まれているホッピー酵母、ビタミンB1、B2、ニコチン酸、
 葉酸、必須アミノ酸、たんぱく質、ミネラルなど体に必要な栄養素がバランスよく含まれている。
 さらに、適度なエキス分とビタミンB群、ホップの働きで他の酒よりアルコール分の消失が早く、
 利尿作用もあるため二日酔いになりにくいというメリットも!!
  しかし、くれぐれも飲み過ぎにはご用心!

●研究その 4. 『演歌とホッピー 気になる関係』

ホッピーから生まれた名曲の数々。
 路地裏に入ると、焼き鳥の白い煙がもうもうと立ち込め、裸電球がまぶしく輝いていた。
 陽気に騒ぐ人もいれば、暗い表情で愚痴をこぼしている人もいる。そんな光景の中にいると、
 切ない演歌のメロディーが、心に響いてくる。「僕の曲はホッピーから生まれるんですよ。
 「別れの一本杉」 「矢切の渡し」などの名曲を次々と世に出し続けてきた。
 作曲家の船村徹さんは言う。場末の酒場、ジョッキに注がれたホッピーを飲みながら浮かんできた
 イメージが、曲の下敷きになる。
  ホッピーと出会ったのは三十数年前。偶然立ち寄った神奈川県久里浜の路地裏だった。
 何となく名前に惹かれて注文した。懐かしい味だった。生ビールのようだが、苦すぎず甘すぎず、
 さっぱりしている。戦後すぐ、上京したての頃を思い出した。カストリ、バクダン。
 怪しげな酒に交じって、確かこんな味もあった。懐かしくて、しこたま飲んだ。下半身に酔いが回るが、
 いくら飲んでも頭はすっきりしている。安酒だが、自分には答えられない味わいだった。
  以来、浅草や新宿の行きつけの飲み屋のおやじさんに、無理やり頼んでホッピーを置いてもらうほどの
 熱烈なファンになった。「ホッピーこそ日本人の酒。」船村さんはそう言ってはばからない。
 「演歌に似合う酒」だという。六月の誕生日には関係者を集め、世にでることなく消えていった歌のため
 「歌供養」をおこなっている。二十年以上続けているこのパーティーで、
 乾杯に使うのはもちろんホッピーだ。